アルコールを含む飲食を楽しみながら就職活動中の学生と企業が交流するイベント「チルなシューカツ」が21日夜、山形市のやまがたクリエイティブシティセンターQ1で開かれた。「スーツ禁止」のルールで、リラックスして就職相談などを行った。
「チル」は若者言葉で「くつろぐ」などの意。形式張らず、学生にとって自然な雰囲気で企業の魅力を知ってもらおうと、企業ブランディングなどを手がける「ブランニューデイ」(山形市、三浦拳代表)が初めて企画した。
製造、建設、サービスなど県内7社と、大学3年生を中心に約20人の学生が参加した。三浦代表(30)が「県内には学生に知られていない挑戦的な会社がたくさんある」とあいさつ。各社の若手経営者や採用担当者が事業内容や今後の夢などを発表し、立食パーティー形式で交流を深めた。
大久保硝子店(同市)の大久保徳朗社長(38)は挑戦を続ける自社の姿勢を学生にPR。「自分の話に反応してくれて良かった」と手応えを感じた様子。東北芸術工科大3年の関本優茉さん(21)は「スーツを着た説明会などと雰囲気が違って面白い」と話していた。