米国のガザ停戦決議案採決へ 安保理、ロシア反対示唆

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は21日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘を巡り、米国が提案した人質解放に関連した「即時停戦」を求める決議案の採決を、22日午前(日本時間同夜)に実施すると決めた。安保理筋が明らかにした。拒否権を持つ常任理事国ロシアは反対を示唆しており、採択できるかどうかは不透明だ。

 イスラエルを擁護してきた米国はガザを巡る決議案にこれまで4回、拒否権を行使。イスラム組織ハマスに人質解放を強く求め、無条件での「即時停戦」は受け入れられないと主張してきた。

 今回は食料危機のガザに支援物資を届け、全ての市民を守るためには「即時かつ持続的な停戦が必須だ」と訴えた。

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