日銀秋田支店 県内景気判断 1年5か月ぶりに引き下げ

日銀秋田支店は最新の県内景気について1年5か月ぶりに判断を引き下げました。個人消費で節約志向の広がりがみられると分析しています。

日銀秋田支店は県内景気についての判断を先月から引き下げ、「一部に弱めの動きがみられるものの、緩やかな回復を続けている」と位置づけました。

判断の引き下げは1年5か月ぶりです。景気を判断する主要6項目のうち5項目で判断を据え置きましたが、個人消費を下方修正しました。

個人消費は大型の小売店やドラッグストアで値上げによって販売額は増えているものの、売れた商品の数は減るなど節約志向の広がりがみられると分析しています。

日銀秋田支店の片桐大地支店長は先行きについて「中小企業でも賃上げされる方向にあり消費者のマインドも改善するのではないか」という見方を示しています。

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