右肩痛の千賀滉大が投球プログラムを再開へ 復帰まで6週間必要か

日本時間3月22日、メッツのカルロス・メンドーサ監督は右肩を痛めて開幕出遅れが確定している千賀滉大について、MRI検査の結果、右肩の問題が解消されていることが判明したことを明らかにした。まだいくつかの検査をクリアする必要があるものの、それが終われば、戦列復帰に向けて投球プログラムを再開することができるという。球団公式サイトは「レギュラーシーズンのための準備が整うまでに、少なくとも6週間が必要だろう」としており、調整がどれだけ順調に進んだとしても復帰は5月以降になりそうだ。

現在31歳の千賀はメジャー1年目の昨季、29試合に先発して166回1/3を投げ、12勝7敗、防御率2.98、202奪三振の好成績をマーク。オールスター・ゲーム選出を果たしただけでなく、新人王投票で2位、サイ・ヤング賞投票で7位にランクインするなど、5年7500万ドルの期待に応える見事な活躍を見せた。メジャー2年目の今季は先発ローテーションの柱として期待され、開幕投手を務める可能性もあったが、右肩痛で離脱。調整が大幅に遅れており、少なくとも開幕からの1ヶ月を欠場することがほぼ確定している。

今季のメッツは千賀、ホセ・キンタナ、ルイス・セベリーノ、ショーン・マナイア、エイドリアン・ハウザーという5人で先発ローテーションを形成する見込みだったが、エースの千賀が離脱。千賀の代役の座をタイラー・メギル、ジョーイ・ルケーシー、ホセ・ブットーらが争っていたが、昨季9勝を挙げ、今年のオープン戦でも安定したピッチングを見せたメギルが開幕ローテーションの座を勝ち取った。

メッツはキンタナが開幕投手を務めることをすでに発表しているが、先発5番手争いを制したメギルは開幕3戦目に登板する見込み。これは同一カードで2人の左腕(キンタナとマナイア)が登板することを避けるための措置であり、ローテーションの順番はキンタナ、セベリーノ、メギル、マナイア、ハウザーという形になるようだ(現時点で発表されているのは開幕2戦目まで)。

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