イタリアの“名門”マルディーニ家次男のダニエルがベネズエラ代表に? 母がベネズエラ人で代表入りが可能

写真:現在はモンツァでプレーするダニエル

元イタリア代表であり、ミランのレジェンドとしても知られるパオロ・マルディーニ氏の次男がベネズエラ代表を選択する可能性がある模様だ。

モンツァに所属するFWダニエル・マルディーニは、“名門”マルディーニ家の次男として生まれた。父はイタリア代表とミランで一時代を築いたパオロ氏、祖父は同じくミランのレジェンドだったチェーザレ・マルディーニ氏だ。

ミランの下部出身で育ったダニエルは、2020年2月にトップチームデビュー。だが、父や祖父のように“ロッソネロ”(ミランの愛称)で出場機会を得るまでには至らず、ローン移籍でスペツィアやエンポリでプレーし、今年1月には今季終了時までのローン移籍でモンツァに加入した。モンツァではセリエAの6試合に出場して3ゴール1アシストを記録しており、22歳のアタッカーは新天地で好調な滑り出しを見せている。

イタリア紙『トゥットスポルト』によると、これまでアンダー世代でイタリア代表としてプレーしてきたダニエルに対して、ベネズエラ代表が招集を目論んでいるという。ダニエルの母であるアドリアーナ・フォッサさんはベネズエラ人であり、ダニエルはベネズエラ国籍が取得可能だ。

『トゥットスポルト』は「まだ具体的な話には発展していない」としているものの、近年は自身のルーツに関係のある国に代表チームを変更するケースが散見されている。直近では、レアル・マドリードに所属するMFブラヒム・ディアスがスペイン代表からモロッコ代表への変更を決意したことが話題となった。

果たして、イタリアサッカーを象徴するマルディーニ家の次男は、ベネズエラ代表のユニフォームに袖を通すことになるのだろうか。

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