公明党は22日、衆院政治倫理審査会の追加開催に向けた野党からの協力要請を拒否した。野党は、政治資金収支報告書に不記載があった衆院議員51人のうち、弁明していない45人の政倫審出席を要求。野党委員だけでは開催に必要な委員数に満たないため公明に協力を求めていた。
いずれも政倫審幹事で公明の輿水恵一氏、立憲民主党の寺田学氏が国会内で会談し、輿水氏が拒否を伝えた。公明の石井啓一幹事長は記者会見で、政倫審開催には議員本人の出席意思が必要との認識を示した。
政倫審は議員本人の申し出か、委員の3分の1以上の申し立てと過半数の賛成で実施される。
