ジャジー・ヒップホップ・グループ“ファージXフィッシャーマン”、黒田卓也をゲストに迎えたニュー・アルバムを発表

ドイツ発のジャズ / ヒップホップ・グループ、Ferge X Fisherrman(ファージXフィッシャーマン)が、ニュー・アルバム『GOOD MOTHER』を3月22日(金)にリリースします。ドイツ出身のビートメイカーFerge(ファージ)と、ラッパーFritz Fisherrman(フリッツ・フィッシャーマン)の2人組を中心に、4人組ジャズ・バンド“Nujakasha(ヌジャカシャ)”がサポートする構成。4作目となるこのアルバムには、2022年の前作『Duality』に続いて、ニューヨークを拠点とする日本人トランペッターの黒田卓也がゲスト参加したナンバー「ADULTS」も収録されます。

『GOOD MOTHER』は、ゴスペル合唱団の美しい歌声、クラシック弦楽隊の演奏、ソウルフルなローズピアノ、ワウワウギターが鳴り響き、生ドラムとエレクトロニックドラムの音色がシームレスに融合する作風。エレガントで心地良く、70年代の映画のサウンドトラックようなムードに包まれたサウンドを湛えています。キャリアや人間関係、社会など、人生のさまざまな出来事の多様な変化に直面した時の、避けようのない感情をテーマとし、「LACE UP」では人生の新たな門出に際して理想を失いたくないと歌われ、「SUPPOSED」では、無視されがちな性的不安を男性の視点から取り上げているほか、「SUMMER」から「FALL」へと描かれるのは、自信過剰な季節から、自己憐憫の季節へと移ろう変化が、「ADULTS」では元には戻せない恋愛関係の終わりが歌われています。

「ADULTS」にゲスト参加した黒田卓也は、「2度目となるコラボレーションのオファーをいただいて、とても嬉しかったです。めちゃめちゃクールなトラックだったので、気合いが入りました。みんなに聴いて欲しいです」とコメント。同曲でソウルフルな歌声を聴かせるのは、英ロンドンを拠点とするR&BシンガーのJerome Thomas(ジェローム・トーマス)で、黒田卓也の驚異的なトランペット演奏と、心地良いネオソウルなジェロームのヴォーカルが、温かく全身を包み込んでくれます。そのほかアルバムには、アメリカ人ラッパーのMick Jenkins(ミック・ジェンキンス)、ドイツ人R&BシンガーのCeeopatra(シーオパトラ)らも参加しています。

Photo by Leon Greiner

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