アーセナルに所属するイングランド代表FWブカヨ・サカが、ケガの影響で代表チームから離脱することになった。イングランド代表の公式サイトや公式Xなどで発表されている。
イングランド代表は3月23日にブラジル代表と、同26日にベルギー代表と親善試合を行う。サカはこの2試合に向けた代表メンバーに名を連ねていたものの、筋肉系の問題を抱えており、別メニュー調整を続けていた。
そして現地時間3月21日、イングランド代表は次のような公式声明を出し、サカの離脱を発表した。
「ブカヨ・サカはイングランド代表のキャンプを離脱し、クラブに戻って継続的なリハビリを行うこととなった。アーセナルのFWはセント・ジョージズ・パーク(イングランド代表のトレーニング施設)にケガが報告され、トレーニングに参加することができなくなった」
なお、同声明によると、「イングランド代表は(サカを除く)25人のメンバーでブラジル戦、ベルギー戦に臨む準備を進めており、代わりの選手は招集しない」という。
この件について取り上げたイギリス『スカイスポーツ』電子版によると、イングランド代表ではサカの他にもハリー・ケイン、コール・パーマー、ジョーダン・ヘンダーソンがフィットネス上の問題で別メニュー調整をしており、また、トレント・アレクサンダー=アーノルドやルーク・ショー、キーラン・トリッピアーらが招集外となっている。
今回のブラジル戦、ベルギー戦は、今夏のEURO 2024に向けて強豪とマッチアップできる貴重な機会となるはずだったが、ギャレス・サウスゲイト監督は主力が万全の状態ではない中でこれらの試合を戦わざるを得なくなってしまった。
なお、『スカイスポーツ』電子版は、サカが担うはずだった右ウイングのポジションについて「フィル・フォーデンが引き継ぐことになるだろう」と予想している。
サカが所属するアーセナルはインターナショナルマッチウィーク明けの日本時間4月1日、プレミアリーグ第30節のマンチェスター・シティ戦という大一番を控えている。筋肉系のトラブルを抱えているサカは、この試合に間に合うだろうか。