バスと衝突し5人死亡事故…死亡したトラック運転手と勤務先の養豚会社の2人を"書類送検"へ…体調不良訴えていた男性を乗務させた疑い 北海道八雲町

北海道南部の八雲町で2023年、トラックが高速バスに衝突し5人が死亡した事故で、警察がトラック運転手の勤務先だった養豚会社の2人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検することが分かりました。この事故は2023年6月、八雲町の国道でトラックが高速バスに衝突し、双方の運転手と乗客あわせて5人が死亡、乗客12人が重軽傷を負ったものです。関係者によりますと、警察はトラック運転手が勤務していた養豚会社「日本クリーンファーム」道南事務所の道南生産管理部長(57)と安全運転管理者(52)の2人を、業務上過失致死傷の疑いで3月22日にも書類送検する方針であることがわかりました。

養豚会社の2人と死亡したトラック運転手を書類送検へ

2人は体調不良を訴えていたトラック運転手を乗務させ、事故を未然に防ぐ措置を怠った疑いがもたれています。また、トラック運転手も過失運転致死傷の疑いで、容疑者死亡のまま書類送検する方針です。警察によりますとトラック運転手は事故当時、心疾患を引き起こしていて、事故の原因は脇見や居眠り運転によるものではないとみられるということです。また、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けるとみられます。

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