滋賀県立校、いじめ「重大事態」 2件公表、欠席30日超で調査

 滋賀県教育委員会は22日、県立学校で2022年度にいじめ防止対策推進法の「重大事態」に認定されたいじめが3件あり、そのうち2件を公表した。残り1件は調査中としている。

 県教委によると、公表したのは高2だった男子生徒が同級生から肩を強くたたかれたり、週に数回ジュースをおごらされたりした事案と、別の高校で高2だった男子生徒が修学旅行中に同級生から布団や枕に消臭剤をかけられたり、布団に横たわっているときに馬乗りになって押さえ込まれたりした事案。

 いずれもその後欠席が重なり、欠席日数が同法の重大事態認定の目安となる30日を超えたため、事態を認定、調査委員会を設置し調査していた。

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