カーディ・B、シャキーラとのコラボ曲「Punteria」は“夢”だったと語る

いつかシャキーラと仕事をする日を夢見ていたカーディ・Bに、仏パリの【ファッション・ウィーク】での出会いをきっかけに、コロンビアのスターとコラボするチャンスが今年初めに訪れた。二人のコラボ曲「Punteria」は、シャキーラのアルバム『Las Mujeres Ya No Lloran』の収録曲として現地時間2024年3月22日にリリースされる。

カーディとシャキーラは、このコラボ曲のミュージック・ビデオの撮影現場で休憩中に対談し、お互いのファンであることや、「Punteria」がどのようにして生まれたかを語った。カーディは、「初めてシャキーラに会ったのはパリのフェンディのショーで、とてもとても緊張していました。彼女の隣に行きたかったから緊張していたんですが、“呼ばれるまで彼女の隣には行かない”って思っていました。願い続けることで実現させたいないとは思っていましたが、それがいつになるかはわかりませんでした」と振り返っている。

シャキーラはこの好意に応え、2021年の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で1位を獲得した「Up」をカーディの楽曲の中での一番のお気に入りとして支持しながら、米ブロンクス出身のラッパーの仕事ぶりについて語った。シャキーラは、「“Up”、あの曲が大好き。彼女はとてもいいソングライターです……プロフェッショナルで、素晴らしい作詞家でありパフォーマーです」とベタ褒めしている。

また、シャキーラはカーディと仕事をすることを“ずっと望んでいた”と明かし、「Punteria」でようやくタイミングが合ったと語った。「カーディと何かしたかったんです。この楽曲に誰かを参加させるのが良いアイデアなのかについて、いつも社内で話し合っていました。この曲にカーディが参加している姿をいつも想像していたんです。連絡をとった結果がこれです」と彼女は述べ、「あなたとの仕事はとても楽しかった。とても楽でした、正直なところ。彼女が、“全部やります”って言うものだから、“長時間働く覚悟はある? 私は長時間働くから”って言ったんですが、彼女は“6時から朝6時までいますよ”って言ってくれて」と語っている。

カーディはシャキーラから“夢だった”という電話を受け、有頂天になった。「私にはわかっていました。この日が来ると思っていました。(そして)その日が来た。神は恵み深いです、マジで」とカーディは語り、「彼女が私に“ニャー”と言わせたかったんだとしても気にしません。やります。待ちきれませんでした。本当に、それ私の夢でした」と続けている。

そして、「あなたの(ミュージック・)ビデオをいつも観ているので、一緒に撮影できるのが最高で。あなたのMVはどれも、アングルからダンスから際立つ要素まで、じっくりと時間をかけているのが伝わってくるから」とシャキーラに伝えていた。

シャキーラのニュー・アルバムは、彼女が2017年に発表した『エル・ドラド』に続くものだ。前作は米ビルボードの“Top Latin Albums”チャートで5週1位を獲得し、マルーマとの「Chantaje」、カルロス・ヴィヴェスとの「La Bicicleta」、プリンス・ロイスとの「Deja vu」といったヒット曲が収録されていた。

※Punteriaの「i」は、アクセント付きが正式表記。

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