「お前はそれで稼いでいるんだ!」…アンソニー・デイビスが八村のシュート能力を絶賛

2月4日(現地時間3日、日付は以下同)のニューヨーク・ニックス戦以降、ロサンゼルス・レイカーズのスターティングラインナップに定着した八村塁。先発に起用されて以降の活躍が目覚ましいが、3月はさらにステップアップしたプレーを見せている。現地メディア「Lakers Nation」の調査によると、八村は3月に行われた9試合で平均17.1得点、フィールドゴール成功率60.8パーセント、3ポイントシュート成功率46.7パーセントという高い数字を叩き出している。

シーズン後半に見せている八村の成長には、攻守ともにチームの柱であるアンソニー・デイビスも太鼓判を押している。「Lakers Nation」によれば、デイビスは八村のオフェンスについて次のように語ったという。

「彼は本当に良いシュートを打つようになっている。彼よりも小柄な相手がマークにつくことが多いから、僕たちは彼に何度もポストプレーさせるようになったんだ。その点で、彼は良い仕事をしている。でも、それ以上に僕が感銘を受けたのは、彼のダブルチームを読む力だ。彼はパスアウトせずに、自分で切り込んで得点を取りにいくんだ。なので、彼は僕たちにとって非常に効果的なプレーヤーだよ」

八村は昨シーズン終了後にレイカーズと再契約を交わし、3年5100万ドル(約77億2700万円)の大型契約を勝ち取った。昨シーズンのプレーオフで見せたレベルを期待されている八村に対して、ケガに悩まされたシーズン序盤こそ一時は懐疑的な視線も集まったが、八村は自身の力でパフォーマンスを引き上げることに成功している。

さらに、八村のシュート能力について、デイビスは次のように続けた。

「特にキャッチアンドシュートに関して、彼はここ一番のビッグショットを確実に沈めてくれるし、本当に良く決めている。僕は彼に、“お前はそれで稼いでいるんだ!”って伝えているんだ。この世界では、自分自身またはチームから、お金を払うに値する選手だと認められるレベルまで自らを高めなけれはいけない。その点で、彼は素晴らしい活躍を見せているよ」

レイカーズは、インシーズン・トーナメントを制覇した12月10日から1月末までの戦績を10勝16敗と大きく負け越して苦戦を強いられてきた。しかし、八村を先発に起用した2月と3月の戦績は13勝7敗となり、着実に勝率を上げている。ジャレッド・バンダービルトやゲイブ・ビンセントら負傷離脱中の選手が近日中に復帰する見込みであり、今後スターティングラインナップに変更が加えられる可能性もゼロではないが、引き続き先発でステップアップした八村がレイカーズの勝利に貢献する姿を期待したい。

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