「盗む」ってなぜ次と皿? 今さら聞けないことを内緒でチェック!

今回は「盗む」についてご紹介します!

盗むというのは、他人のものを人に知られないように勝手に取ることですね。

日本だけではなく、多くの国で盗みは犯罪とされています。

そんな「盗む」ですが、よく見てみると「次」と「皿」という漢字からできていますよね。

どうして「次+皿=盗」なのでしょうか?

今さら聞けない答えを内緒でチェックしましょう!

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「盗む」ってなぜ次と皿?その答えは……!?

盗む」の語源は「次(よだれ)が出るほど、皿(の料理)が欲しい」ということなのです。

盗む」という漢字は元々はさんずい(氵)の「盜」という字でした。

そして「㳄」という字には「よだれ」という意味があります。

つまり皿に盛られた料理をよだれが出るほど欲している様子から転じて、「盗む」として使われるようになったそうです。

「次」についてもう少し

ここからは、「次」について、もう少しお話したいと思います。

羨ましい

※上記画像は便宜上「次」を使用しています。

「羨む(うらやむ)」は「羊」と「㳄」が使われていますね。

この「羨む」の語源は、「盗む」の説明を知った後なら分かるのではないでしょうか?

羊はごちそうであり、それを見てよだれを垂らしている様子から「羨む」となったといわれています。

▼「次」の別の意味

ここまで「次」はよだれとお伝えしてきましたが、他の意味もあるようです。

その意味というのが、人が息をもらしている様子とのことです。

「欠」は人が口を開いて立っている様子を表しており、「冫(にすい)」が息が漏れている様子だそうです。

「盗(盜)む」や「羨む」は「氵(さんずい)」ですので、水を表しており、口から水(よだれ)が垂れているとなったのですね。

「次」という漢字はこのほかにもいろいろな解釈がありますので、興味のある方は調べてみてくださいね。

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まとめ

今回の「盗む」ってなぜ次と皿?の答えは、「次(よだれ)がでるほど皿(の料理)を欲した」が転じたものということでした。 漢字はその語源を調べることで成り立ちを理解できるため、実際にその漢字を使う時に漢字に込めた思いを乗せることができます。 今回ご紹介したもの以外にもいろいろと調べてみてくださいね。 というわけで、 次回の「今さら聞けない」もお楽しみに! 文/ASOPPA!事務局

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