羊蹄山雪崩事故 規模は幅10~20メートル、長さ約2キロ ニュージーランド籍ガイド2人が死亡

後志の羊蹄山で、ニュージーランド国籍のガイドの男女2人が雪崩に巻き込まれて死亡した事故で、日本雪氷学会北海道支部が現地調査の結果を発表しました。

事故は今月11日、羊蹄山の標高1650メートル付近で発生し、バックカントリースキーをしていた外国籍6人のうち3人が雪崩に巻き込まれました。

事故翌日の調査によると、雪崩は沢沿いに発生し、規模は幅10~20メートル、長さ約2キロに達していました。また、死亡した2人はそれぞれ男性が深さ3メートル、女性は深さ1・5メートルの雪の中に埋まっていたということです。

国立研究開発法人土木研究所・原田雄介さん「細くて、長くて、という雪崩は羊蹄山特有。山の斜面にはリスクが潜んでいるということで行動頂ければ」

調査チームは「道内の山は4月でも冬と変わらない」として注意を呼び掛けています。

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