「大谷が送金に関わってしまったことは非常に問題」ホリエモンが“水原騒動”を分析、“選手生命の危機”にも言及

(写真・AP/アフロ)

日本時間3月21日、大谷翔平の通訳を務めていた水原一平氏が、違法賭博に関与していたとしてチームを解雇された件は一夜明けても、大きな波紋を呼んでいる。この件に関して、様々な著名人も言及するなか、いちはやく騒動の背景を語ったのが、ホリエモンこと堀江貴文氏だ。

堀江氏は同日、「大谷翔平選手の通訳・水原一平さんが違法賭博に関与していた件について解説します」とのタイトルで自身のYouTubeを更新。「これ意外と、大谷選手もちょっと危ないんじゃないかという説も出てきておりますので、いま私が知ってる限りの情報で」と解説を始めた。

「まず違法なギャンブル業者で賭博をやること自体は、たぶん違法になる可能性が非常に高いです。で、水原一平さんがそれをやってたこと、これはもう完全に有罪になる可能性が非常に高いでしょう。ヘタすると、刑務所送りになってしまう可能性もあるでしょう。金額が結構大きいんでね」と、水原通訳が収監される可能性を指摘。

「その借金を返すために、言うなれば反社にカネを返すためにですね、自分の口座から直接お金を送金したと。これは想像でしかないんですけども、水原一平さんのギャンブルでの借金を肩代わりすることに、大谷さんは同意をしていた可能性が高い。なんですが、彼にお金を渡すとまたお金を使い込んでしまう可能性が高いということで、自分の口座から支払った。というようなお話がチラホラに出てきてるので、この可能性も結構あるだろうなと。

そうなるとですね、大谷さんが違法な業者に対してお金を渡したということになるので、マネーロンダリングとか、様々な何らかの法律に触れる可能性は結構あるということで、水原一平さんのお話がコロコロ変わってるのは、そういったところも関係してるのかなと。少なくともドジャースの弁護士、大谷さんの代理人からするとですね、これはヤバいということで、私は知らないと。お金を横領されて勝手にあいつが支払ったんだ、みたいな形にせざるを得なかった可能性も結構あるなと思います」

大谷自身は違法なギャンブルをしていたわけでもないと強調しながらも、送金に関わってしまったことは「非常に問題」と語る堀江氏。その理由について、

「球団側にこれをおそらく報告せずにですね、内密に済まそうとしたということも非常に問題になってくる可能性もあって。アメリカでは既にスキャンダルの状態で、かなりセンセーショナルに報道されている可能性が非常にあるということで、もしかしたらホントに選手生命の危機になってしまう可能性も出てきてる。

本人がそもそも、すごく悪いことを悪いと思ってやってるわけではないから、非常に残念な話でもあるし、そういう人を身内に起用してしまったということの脇の甘さもあると思います」と解説した。

水原氏は、キャッチボールの相手や運転手もつとめ、実質マネージャーといわれたほどに大谷とベッタリだったことでも知られているだけに、「これを機にですね、あまり人を信用し過ぎない。そういったことを覚えるのも大事なのかなと」と語った堀江氏は、「(今回の件が)翔平選手にとって良い方向に進めばいいですが、最悪の場合、訴追をされてしまう可能性はゼロではないということだけは申しておきます」とコメントして動画を締めた。

堀江氏のYouTubeのコメント欄には、

《一平が有罪になってしばらく刑務所に入るんなら、それは自業自得で仕方ないが、巻き込まれた大谷の選手生命に影響が出るのはあまりに残念すぎる》

《肩代わりするにせよ大谷自身の口座から直接送金したのは迂闊すぎた》

《少なくとも、いったんは水原氏の口座に入金し、水原氏本人から振り込ませるようにすべきだった。(相当な贈与税はかかると思うが)入金した後、その先のお金の使い方は100%水原氏の責任で、大谷さんとは無関係と主張できた。事前に球団関係者や弁護士と相談していなかったんだろうなぁ》

といった声のほか、

《人を信用しすぎるな!←これ本当に大事。世の中には分かって裏切る奴と無自覚に裏切る奴しかいないから》

などの声が寄せられた。

真相は今後の捜査で明らかになっていくことではあるが、水原氏の“罪”はあまりにも重いーー。

© 株式会社光文社