W杯アジア2次予選の北朝鮮vs日本は中立地開催へ 女子に続き男子も土壇場で平壌開催が見送り

写真:日本代表は“どこ”で北朝鮮代表と戦うのだろうか? ©Getty Images

アジアサッカー連盟(AFC)が、3月26日に控えているFIFAワールドカップ(W杯)26アジア2次予選 兼 AFCアジアカップサウジアラビア2027予選・第4節の朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)代表vs日本代表戦について、中立地で開催することを発表した。

日本代表は、3月21日に行われた第3節で北朝鮮代表に1-0で勝利。『国立競技場』で貴重な勝ち点3を獲得した。

リターンマッチとなる第4節は、本来北朝鮮の首都・平壌の『金日成競技場』で開催される予定だった。だが、日本代表が1-0で勝利した試合の後、日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長は平壌での開催が見送りとなったことを明かしていた。

フランス・パリに拠点を置く国際通信社『フランス通信社(AFP)』によると、AFCのウィンザー・ジョン事務総長は「通常であれば、中立地を指名するのは主催チームの責任」と、今回の場合は北朝鮮側が中立地開催について動くべきだったことを指摘。また、「今回は主催チームの指名漏れにより、AFCが会場を選定することになる」と述べ、3月26日の第4節はAFCが指名した中立地で開催される見込みを示した。

思い起こされるのは、女子日本代表(なでしこジャパン)の事例だ。パリオリンピック出場権を懸けたアジア最終予選・第1戦は、急きょ平壌から中立地のサウジアラビア・ジッダでの開催に変更。選手たちの調整面に大きな影響を及ぼしていた。

男子チームでも繰り返された、土壇場での平壌開催見送り。日本代表は北朝鮮代表とのリターンマッチに勝利すれば、最終予選進出が決定する。

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