【MLB】「状態はいい」メッツ・千賀滉大、投球再開へ大きく前進 藤浪晋太郎は“2暴投”の乱調で厳しい状況に

メッツのカルロス・メンドーサ監督は21日(日本時間22日)、右肩痛で調整が遅れている千賀滉大投手の現状について語り、「MRI検査の結果が良好で、投球プログラム再開へ向けて順調なステップを踏んでいる」と明かした。米複数メディアが報じている。

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■千賀の戦列復帰は5月以降か

MLB公式の情報によると、千賀は右肩のMRI検査の結果に異常は見られず、炎症も消えていたとのこと。いくつかの検査が残されているものの、そちらもクリアすれば投球を再開できるようだ。千賀は米メディアの取材に対し「状態はいい、準備はできている」と意気込みを明かした。レギュラーシーズンに復帰するためには、少なくとも6週間はかかると見られている。

また、この日は同僚の藤浪晋太郎投手がタイガースとのオープン戦に登板するも、25球を投げ2つの暴投を含む、1回1安打1失点と振るわず。復帰へ向けて動き出した千賀とは対照的に、開幕メジャー生き残りへ厳しい状況に立たされている。

メッツは同日、ドジャースからFAとなっていた通算315本塁打の強打者J.D.マルティネス外野手を獲得したと発表。大補強も実らず低迷した、昨季からの巻き返しなるか。“エース”千賀の1日でも早い戦列復帰が期待される。

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(H.Ariga/SPREAD編集部)

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