土壌汚染対策工事の届け出漏れが14年間で160件 仙台市発注の公共工事

仙台市が発注した公共工事で、必要な届け出が漏れていた土壌汚染を防ぐために工事が過去14年間で160件に上ることが分かりました。

土壌汚染対策法では、3000平方メートル以上の土地で掘削や盛り土などの工事をする場合、土壌汚染が無いかを確認するため、着工前に都道府県知事などへの届け出を義務付けています。

仙台市によりますと、市が発注し2010年5月以降に着工した公共工事のうち160件で届け出が漏れていたということです。

この中には、校舎の増改築や校庭の整備など学校関係の工事52件が含まれていましたが、いずれも健康被害につながる影響は無いということです。

市は、職員が届け出の義務や条件について認識不足だったことなどが原因として、今後、職員の研修や通知を毎年行い再発防止に努めるとしています。

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