【横浜開催】「GREEN×EXPO 2027」公式マスコットキャラクターを発表

日本国内での開催は実に37年ぶりとなる「国際園芸博覧会」。「GREEN×EXPO 2027」と銘打った同博覧会の「開催3年前記者発表会」が、東京と同博覧会の開催地である横浜の2会場で同時開催されました。

気候変動など世界的課題に日本らしい解決策を示す

出典:リビング横浜Web

「GREEN×EXPO 2027」公式アンバサダーの芦田愛菜さん

記者発表は、東京会場で行われている様子を横浜会場に中継する形で実施されました。初めに、公益社団法人 2027年国際園芸博覧会協会 会長で、一般社団法人 日本経済団体連合会 会長の十倉さんが登壇。「37年ぶりに日本で開催される国際園芸博覧会です。気候変動や生物多様性の喪失、大気汚染などの世界的課題に対して、日本の自然観や美意識を用いた解決策を示す機会」と話しました。

続いて、2027年国際園芸博覧会協会 副会長を務める山中横浜市長が「気候変動が世界的課題となるなか、花や緑、自然環境と人が共生していくことがテーマ。環境と共生する社会をみなさまとともにつくりあげていく強い想いで成功に導く所存」と決意表明しました。

最後に、同博覧会協会の副会長の黒岩神奈川県知事が「いよいよグリーンエキスポが3年後に迫ってきました。非常にうれしく思っています。県庁でも20メートルの横断幕をつけてアピールしています。全県一体となって盛り上げていきます。“いのち輝く神奈川”と世界に向けて発信しているが同博覧会はそのコンセプトにぴったり。ミュージカルショーの企画もしています」とスピーチ。

自然の感情を表し、寄り添えるキャラクター

出典:リビング横浜Web

自身のデザインが公式マスコットキャラクターに選ばれた牧野さん(右)

その後、「GREEN×EXPO 2027」公式マスコットキャラクターが、「GREEN×EXPO 2027」公式アンバサダーの芦田愛菜さんによって発表されました。

公式マスコットキャラクターには、映像ディレクターでアートディレクターの牧野惇(あつし)さんの作品が選ばれました。公式マスコットキャラクター選考委員会 副委員長でアートディレクターの森本千絵さんは「生きること、命について悩みながら、喜びをもって選考しました。本質を表現しながら今までにないもの、記憶に残り、ずーっと生き続けるもの」と牧野さんの作品を評価。そして「自然や地球との新たな関係を育むコミュニケーターで、地球がきれいだとうれしくなって花を咲かせたり踊ったりするこのキャラクターを通して、自然の気持ちを知ることができるかもしれません。私たちと自然との新たな関係を育むことができるキャラクターです。(キャラクターが)喜んでくれたらうれしいな、大切にしたいなと実感できるデザイン。共生すること、寄り添っていくことができるキャラクターで、一緒に頑張ろうと思う気持ちにさせてくれた」と続けました。

選考に携わったという芦田愛菜さんは「審査の段階から見させていただいたのですが、地球の未来について考えるきっかけになる気がしますし、ハートのキャラクターがずっと元気でいられるように考えて行動していかなくちゃいけない。アンバサダーとして一緒に活動することも多いと思いますのでとても楽しみです」とコメントしました。

デザイナーの牧野さんは「大変光栄なことでありがとうございます。普段前に出てくる職業ではないので緊張しています。びっくりと言いますか、頑張ってデザインはしたのですが選ばれるだろうという確信もなく制作したので驚きました。植物は感情があると言いますが、(植物の感情が)伝わらないかなと思って、感情を可視化できたらいいのではと思い、自然の感情だったりが僕たちに伝わるキャラクターを目指して制作しました」と制作の裏側を明かしました。

公式マスコットキャラクターの名前を募集中

今回、公式マスコットキャラクターが決定したことを受けて、同博覧会協会では、公式マスコットキャラクターの名前を募集しています。募集は4/8(月)正午まで。詳しくは2027年国際園芸博覧会公式マスコットキャラクター名前募集サイトにて。https://expo2027yokohama-name.jp/

「GREEN×EXPO 2027」(2027年国際園芸博覧会)

https://expo2027yokohama.or.jp/

期間 2027年3月19日(金)~9月26日(日)

会場 旧上瀬谷通信施設(神奈川県横浜市)

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