自炊をする人のほとんどは、家の炊飯器でご飯を炊いているでしょう。
炊いたご飯が余った時には、冷凍保存するのがオススメといわれています。
ただ、ご飯を冷凍すると、炊き立てに比べて味が落ちてしまいがち。
炊き立てのおいしさをできるだけキープしたまま、冷凍保存できたら嬉しいですよね。
ご飯をおいしく冷凍する方法
『NEWクレラップ』などで知られる、株式会社クレハは、ウェブサイトで『ご飯をおいしく冷凍する方法』を紹介。
ご飯をラップで包む時に、ちょっとしたポイントがあるといいます。
炊いたごはんをお茶椀1杯分程度の量に小分けにして、熱い状態のまま薄く平たくラップで包みましょう。
ごはんをたくさん盛って厚くしてしまうと、包んだ時にごはん粒がつぶれて解凍後にベトベトした食感になってしまいます。
また、レンジで解凍するときにラップに触れている表面からごはんの内側まで熱が伝わるのに時間がかかるため、加熱ムラが生じることがあります。
なお、湯気を閉じ込めるようにして、熱い炊きたてのまま包むと水分を保つことができ、解凍した後でもごはんがふっくらします。
ご飯をラップで包む際、熱いままだと湯気が出るため「今包んだらべちゃべちゃになるのでは?」と考えて、冷ましてから包む人もいるでしょう。
しかし、ご飯を冷凍する際には、むしろ湯気を閉じ込めたほうがいいとか。
また、解凍時の加熱ムラを防ぐためにも、ご飯は薄く平たくして包むといいとのことです。
なお包んだら、すぐに冷凍庫に入れるのではなく、粗熱が取れるまで待ちましょう。
その理由も、ウェブサイトに記載されていました。
ラップで包んだごはんは、粗熱がとれるまで待ち、その後に冷凍庫に入れて冷やしましょう。
熱い状態のままごはんを冷凍庫に入れると、冷凍庫内の温度が上がって、すでに入っている他の食材が傷む場合があります。
また、冷凍庫ですばやく冷却させることで、ごはんの中の水分を蒸発させずに凍結し、ごはんの味や風味が落ちるのを防げます。
なお、アルミホイルや金属製のトレーなど、熱伝導率の高いアイテムを使うとさらに早く冷やすことができます。
ラップの上からアルミホイルでさらに包んだり、トレーをあらかじめ冷凍庫に敷いたりして、ごはんを急速冷凍させるのが良いでしょう。
すばやく冷却させるために、アルミホイルや金属製のトレーなどを活用するのもオススメとか。
上手にご飯を冷凍して、風味が落ちるのを防ぎたいですね!
ネット上では、ご飯のおいしい冷凍保存方法を知らなかった人や、実際にやっている人によるコメントも見られました。
・めっちゃ冷やしてからラップで包んでいた…。熱々のままやっていいんだ。
・ホカホカのまま冷凍するようになってから、おいしさが倍増した気がする。
・冷凍保存のちゃんとした方法、知らなかった。やってみよう。
忙しい日々の中で、食事のたびにご飯を炊くのはなかなか難しいもの。
冷凍保存をうまく活用して、食事を少しでも楽に、そしておいしく楽しめたらいいですね。
[文・構成/grape編集部]
出典
株式会社クレハ