昨年準Vの報徳、センバツ初戦突破 愛工大名電に延長十回サヨナラ勝ち

愛工大名電-報徳 愛工大名電にサヨナラ勝ちし、喜びを爆発させる報徳ナイン(撮影・斎藤雅志)

 第96回選抜高校野球大会第5日は22日、兵庫県西宮市の甲子園球場で1回戦3試合があり、前回準優勝の報徳(兵庫)は愛工大名電(愛知)に延長十回タイブレークの末に3-2でサヨナラ勝ちし、2年連続で初戦を突破した。

 報徳は1点を追う七回、代打貞岡拓磨内野手の左前適時打で同点とし、1-1のまま九回を終えた。

 延長戦は無死一、二塁から始まるタイブレークで、十回表の守備を1失点でしのぐと、裏の攻撃で無死満塁の好機をつくり、西村大和三塁手が押し出し四球を選んで追い付いた。続く斎藤佑征一塁手が中前適時打を放ち、試合を決めた。投げては今朝丸裕喜、間木歩両投手の継投で相手打線を2点に抑えた。

 報徳は25日に予定される大会第8日第3試合の2回戦で、日本航空石川-常総学院(茨城)の勝者とベスト8入りを懸けて対戦する。(初鹿野俊)。

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