死亡事故・公金不適正処理・不正受給などで教諭3人を懲戒処分(静岡県教育委員会)

静岡県教育委員会は交通死亡事故や公金の不適正処理、勤務手当不正受給などで、小学校教諭2人、高校教諭1人の計3人について懲戒処分としたことを発表しました。

このうち21日付で停職1月の懲戒処分となったのは、県東部の小学校に勤務する37歳の男性教諭です。男性教諭は2022年12月、通勤中に、前方不注意で道路を横断していた女性をはね、死亡させたとして2023年に行政処分と罰金の刑事処分を受けています。

また、22日付で戒告処分となったのは、島田市の小学校に勤務する45歳の男性教諭です。この男性教諭は2020年度に児童の答案用紙紛失で指導を受けたにもかかわらず、その後、児童から集金した彫刻刀代を紛失したほか、任意保険が失効し公務に使用できない自家用車を公務に使用していたということです。

このほか、特殊勤務手当や出張旅費を不正に受給したとして、富士宮市の県立高校に勤務する54歳の男性教諭が22日付で減給処分となっています。

今回の処分をうけ、池上重弘 県教育長は、「県民の皆様の学校教育に対する信頼を著しく失わせるものであり、社会的責任はきわめて大きく、深くお詫び申し上げます」などとコメントしています。

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