「ゆるキャン△」最新刊 群馬の観光スポット初登場 表紙にめがね橋や中山道 野反湖畔を目指す道中描く

めがね橋や中山道などが垣間見える「ゆるキャン△」16巻の表紙 (c)あfろ/芳文社

 女子高生たちがキャンプを通して友情を育む姿を描いた漫画「ゆるキャン△」(芳文社、あfろ著)の最新16巻に、群馬県内の観光名所が数多く登場している。表紙には、キャラクターの背後に安中市のめがね橋や中山道の看板、アプトの道と思われるトンネルなどが垣間見え、県内ファンから密かに注目を集めている。これまで山梨、静岡両県を中心に描かれており、群馬が登場するのは全編を通して初めて。

 16巻は、「野外活動サークル(野クル)」メンバーの各務原なでしこがゴールデンウィークに群馬でのキャンプを計画するエピソードを収録。たまたま加わることになった友人の斉藤恵那とキャンプ未経験の後輩・瑞浪絵真を連れて、中之条町の野反湖畔のキャンプ場を目指す道中が描かれている。

 芳文社によると、「ゆるキャン△」の累計発行部数は1000万部を突破。漫画ファンの間で「キャンプブームの火付け役」と言われ、多くの実在する観光スポットやグルメ、アクティビティーを紹介する旅ガイドとしての魅力が人気の理由だという。

 芳文社の漫画配信サイト『COMIC FUZ』で連載中。759円。162ページ。

 2018年以降にテレビアニメ化され、20年にテレビ東京「木ドラ25」枠で福原遥さんら主演の実写ドラマを放送。4月からテレビアニメ第3期の放送が決定している。
 

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