友野一希、山本草太ら参加の「京都フィギュアスケートフェスティバル2024」をGAORA SPORTSで最速放送!

3月9日に京都アクアリーナで開催された「京都フィギュアスケートフェスティバル2024」。京都府の同志社大学を卒業した友野一希選手をはじめとする京都に縁のあるスケーターたちと、スペシャルゲストの山本草太選手らが、華麗な演技を披露しました。

第1部は京都宇治シンクロジュベナイルチームの演技からスタート。映画「ライオン・キング」のナンバーに乗せて、8人のスケーターたちが息を合わせた元気いっぱいの演技で魅せました。

第1部のトリを飾ったのは、昨年の6月にカップルを結成したばかりのアイスダンス・吉田唄菜&森田真沙也組。結成4カ月目に出場した西日本選手権で優勝し、“うたまさ”の愛称で親しまれている2人がこの日滑ったのは、今季のエキシビションナンバー「Feel It Still」。全日本選手権から振り付けを一新し、男女の駆け引きを全身で表現しました。演技後のインタビューでは「これからもっと一体感を出していきたいです」(吉田)、「応援されるカップルを目指していきます」(森田)と目標を語りました。

第1部と第2部の間には、友野選手の司会によるミニトークショーも。ゲストの人選を任されたという友野選手は「とりあえず、一緒に遊びたいし、草太に連絡しとくか、って(笑)」と選出理由を告白。前日は友野選手の家に山本選手が宿泊したということで「夜中までトークが盛り上がりすぎて、全然寝られず、あやうく寝坊しかけるところでした」と仲良しエピソードを明かしました。また、山本選手は「一希に誘っていただき『京都フェスティバル』に初出演できてうれしいです。第2部も楽しんでいただけたらと思います」とコメント。そして、一緒にトークショーに参加した吉田選手&森田選手は、「たくさんのお客さんの前で演技をすることができて、とても楽しかったです」(吉田)、「皆さんも楽しんでくださったかな、と思います。ありがとうございます」(森田)と笑顔で話しました。

来季がラストシーズンとなる白岩優奈選手は「見ている方に勇気を届けたい」という思いを込めた新しいエキシビションナンバー、コールドプレイの「Fix You」を披露。情感あふれる演技を、観客はスタンディングオベーションで称えました。

白岩選手の次に登場したのは、今シーズンでの引退を発表した佐々木晴也選手。この日滑った「ニュー・シネマ・パラダイス」は、彼自身が振り付けたという集大成のプログラム。スケートに青春を懸けた佐々木選手のさまざまな思い出が詰まった演技に、観客から温かい拍手が送られました。

2月に12歳になったばかりの金沢純禾選手は、今シーズンは全日本ノービス選手権・ノービスAで優勝、全日本ジュニア選手権にも出場し12位に入るなど、大躍進を続ける注目の選手です。演目は、金沢選手がノービスBだった時にフリーで使用した「モンスターズ・インク」。キュートな演技で観客の目をくぎ付けにしました。

全日本選手権で悲願の銅メダルを獲得するなどの活躍を見せた山本選手の演目は、今季のエキシビションナンバー「Teeth」。12年前の全日本ノービスで優勝した思い出の京都アクアリーナのリンクで、クールな演技を見せ、観客を盛り上げました。さらに、アンコールでは、今季のショート「カメレオン」のステップシークエンスも。ダイナミックなステップで、今季のラストを飾りました。

囲み取材では「少し波はありましたが、自分の中では成長できたシーズンだったと思います。ずっと悔しい思いをしてきた全日本で表彰台に立てたことはすごくうれしく思っていますし、目標にしていた試合で結果を出すことができました」と今シーズンを総括。加えて「(来シーズンに)構成に入れるつもりで、オフシーズンに4回転フリップをしっかり練習していきたいと思っています。振り付けはショート、フリーともに変える予定で、今は振付師さんを決めている段階です。今シーズンは“New草太”という雰囲気の新しい演目を演じましたが、来シーズンも新しい自分を出せるのかな、と楽しみにしています。2年後の五輪(ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪)へ向けて、しっかり一歩一歩、歩んでいけたらと思っています」と抱負を述べました。

イベントの大トリで登場したのは、2月のチャレンジカップ2024で3位に入った友野選手。今季のフリー「Halston」が始まるとリンクの空気は一変。アンコールの声に応えて披露したのは、’22-’23シーズンのショート「Happy Jazz」。シリアスなイメージの「Halston」とは表情の雰囲気もガラリと変え、緩急をつけたキレのある楽しい演技で会場を笑顔でいっぱいにしました。

囲み取材では「全日本選手権は素晴らしい大会になりましたが、日本男子の高いレベルの中で、勝ちきる力をつけないといけないな、と。僕の中ではジャンプが課題かなと思っているので、重点的に4回転の練習に取り組んでいきたいです」と話し、来シーズンへ向けて「世界選手権代表を狙い、さらにメダルをとることが目標です。いろいろな大会に出てしっかり優勝できる選手を目指したい。2年後の五輪を見据えた上で、来シーズンは“フル(全開)”でやっていきたいと思います。1年を通していい成績で終えたいです」と闘志を燃やしました。

フィナーレは、友野選手が演出を担当。「少ない時間でもみんなが楽しく踊れるように」と選んだ曲はAdoの「唱」。選手たちの笑顔で彩るアットホームなエンディングとなりました。

「京都フィギュアスケートフェスティバル2024」の模様は、3月31日にGAORA SPORTSで独占放送。ぜひご覧ください。

撮影/森田正美

【番組情報】

「京都フィギュアスケートフェスティバル 2024」
GAORA SPORTS
3月31日 午後8:00~10:00
https://www.gaora.co.jp/lifeidea/kyoto-figureskating/

【雑誌情報】

「KISS&CRY 氷上の美しき勇者たち Vol.51 滑走屋&全日本選手権2023特集号」(表紙/高橋大輔選手)
発売中

https://honto.jp/netstore/pd-book_33224454.html

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