きょう22日(金)は全国的に穏やかな陽気となったが、早くも天気は下り坂に向かっている。あす23日(土)は西から雨や雪の範囲が広がり、風が強まる所もありそうだ。あさって24日(日)は東日本や西日本では雨が続き、雷を伴って激しく降る所もある見込み。長い時間、雨が降り続くことで総雨量が多くなるおそれがある。西日本から東日本では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、落雷、竜巻などの激しい突風にも注意、警戒が必要だ。
■土曜日は全国的に傘の出番
きょう広く晴れをもたらした高気圧は、あすには東へと離れ、西から前線や低気圧が近づいてくる。山陰など西日本の早い所では、あすの未明には雨雲がかかり出し、早朝には西日本の広い範囲や東海、北陸でも雨となりそうだ。関東甲信も午前中のうちに雨が降り出し、山沿いでは雪となる見込み。
午後は東北まで雨や雪の範囲が広がりそうだ。特に東海や関東では沿岸部を中心に雨や風が強まる所もあるため、強風や高波にも注意が必要となる。
■日曜日は東・西日本で雨続く 土砂災害やなだれなどに注意
あさって24日(日)も東日本や西日本は雨雲の通り道となるため、断続的に雨となりそうだ。大気の状態が不安定になるため、局地的には雷を伴って激しい雨が降るおそれがある。特に西日本の太平洋側を中心に活発な雨雲がかかりやすく、長い時間、雨が降り続くことで、大雨になる所もありそうだ。西日本から東日本は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、落雷、竜巻などの激しい突風にも注意、警戒が必要となる。令和6年能登半島地震で揺れの⼤きかった地域では地盤の緩んでいる所があり、少しの⾬でも⼟砂災害が起きやすくなっている。また、気温が高いため、多雪地では、なだれや落雪にも併せて注意が必要だ。
(気象予報士・多胡安那)