「正気じゃない!」“米国球界のレジェンド”がムーキー・ベッツの遊撃手転向に言及!「守備がどこであろうとゴールドグラブ賞を獲得する気だ!」

現地3月21日、韓国・ソウルの高尺スカイドームで、MLB開幕シリーズ第2戦が行なわれ、両チーム合わせて33安打が飛び交う乱打戦の末に、15-11でパドレスが勝利を収めた。

この日、始球式に登場したのは、かつてシアトル・マリナーズやシンシナティ・レッズなどの外野手として活躍したケン・グリフィー・ジュニア氏だ。同氏は現役時代、通算2781安打、630本塁打を記録し、2016年には史上最高得票率でアメリカ野球殿堂入りも果たしている、球界のレジェンドだ。

試合後、そんな同氏に、米メディアの記者が直撃。ドジャースのムーキー・ベッツが遊撃手へ転向したことについてインタビューした。

ドジャースのベッツは、今までのメジャー公式戦では、ほぼ右翼手としてプレーしてきたが、今季のキャンプイン前に二塁手に転向することが決まり、話題となっていた。しかし、事態は一転。今シーズン遊撃手のレギュラーとして活躍が期待されていたギャビン・ラックスの守備に不安要素があるとして、ベッツとポジションを変更することが決まったのだ。

同件についてインタビューをした、米専門メディア『DODGERS NATION』のダグ・マケイン記者は3月22日、自身のX(旧ツイッター)を更新。ケン・グリフィー・ジュニア氏に、ドジャースのベッツがセカンドからショートに転向したことについて質問した。
これに対して、同氏は「私はベッツに『君は正気じゃない!』と言いました」と語りはじめ、「なぜなら、彼はどこ(の守備)でもゴールドグラブ賞を獲得しようとしているだけだからだ」と話した。

また同氏は続けて、「彼はアスリートだ! どこに配置されても、最高のパフォーマンスを発揮するつもりでいる。ドジャースは彼を獲得できて喜んでいるはずだろう」と言及している。

そんな、ドジャースのベッツは韓国での激戦を終え、現地28日(日本時間29日)から、ホームのドジャー・スタジアムで行なわれる、セントルイス・カーディナルスとの開幕戦に挑む。

構成●THE DIGEST編集部

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