衆院東京15区補選出馬の秋元司被告、2審も実刑判決 即日上告 20日の会見では「刑が確定するまでは被選挙権はある」

カジノを含む統合型リゾート(IR)を巡る汚職事件で、収賄や組織犯罪処罰法違反(証人等買収)の罪に問われた元衆院議員、秋元司被告(52)の控訴審判決で、東京高裁(安東章裁判長)は22日、懲役4年、追徴金758万円とした2021年9月の1審の東京地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。

被告側の弁護人は、判決を不服として即日上告。同被告は収監され、弁護側は東京高裁に保釈を請求した。

同被告は20日、都内での会見で、4月の衆院東京15区補選(江東区、16日告示、28日投開票)への出馬を表明している。

会見では「刑が確定するまでは、私の被選挙権はある。結果にかかわらず、出馬の意向は変わりません」と、控訴審判決の結果にかかわらず立候補する決意を示した。〝獄中立候補〟となる可能性を問われた同被告は「出馬っていうのは、すべてを覚悟してやる話でありますから、その言葉に尽きる」と述べていた。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

© 株式会社神戸新聞社