尊富士首位、14日目にもV 2差で2人、貴景勝かど番脱出

尊富士(左)が寄り切りで若元春を破る=エディオンアリーナ大阪

 大相撲春場所13日目(22日・エディオンアリーナ大阪)新入幕の尊富士が関脇若元春を寄り切り、12勝1敗で単独首位を守った。後続の大関豊昇龍、平幕大の里とは2差で、14日目に尊富士が勝てば、優勝制度確立の1909年夏場所以降では14年夏場所の両国以来110年ぶりとなる新入幕優勝が決まる。

 豊昇龍は豪ノ山をすくい投げで下し、大の里は関脇大栄翔をはたき込んで3敗を維持。大栄翔は負け越しが決まった。大関同士の一番は貴景勝が琴ノ若を送り出し、かど番を脱出した。琴ノ若は4敗目。大関霧島は金峰山に寄り切られて10敗目を喫した。

 十両は水戸龍が3敗で単独トップ。

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