雪が少なく水不足の心配 宮城県の北上川と鳴瀬川水系で渇水対策会議

雪の量が少なく水不足の心配があるとして、宮城県の北上川や鳴瀬川水系の周辺自治体や農業関係者を対象に現状を共有する臨時の対策会議が開かれました。

石巻市の北上川下流河川事務所で開催された臨時の渇水対策会議には、関係者など40人が出席しました。

会議は通常5月に開催しますが、水不足を懸念して初めてこの時期に開催されました。

冬場の気温が高く雪の量が平年の半分以下にとどまり、田植え時期に使う農業用水に影響する懸念があるとして節水を心掛けるよう呼び掛けました。

北上川下流河川事務所石井貴範副所長「春先に農業用水の利用も増えてまいります。早めから水の情報について共有することが大事」

流域のダムでは、過去10年間の平均貯水量と比べて2割から5割水量が少なくなっていますが、雪解け水の流入で回復傾向にはあるということです。

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