江ノ電バス、EVバス運行へ 大型・小型の2両が出発式、藤沢・鎌倉地域で初めて

藤沢・鎌倉エリアで初となるEVバスの出発式=22日、藤沢市

 江ノ電バス(神奈川県藤沢市)は3月下旬から、藤沢・鎌倉エリアで初となる電気自動車(EV)の大型と小型のバス2両の運行を開始する。地域脱炭素を掲げる藤沢、鎌倉両市と連携し、環境負荷低減のまちづくりを進める。

 大型は80人、小型は35人乗り。車体のデザインは湘南の美しい自然環境や海を表現し、江ノ電グループのイメージキャラクター「えのんくん」がEVをアピールしている。

 出発式が22日、同社湘南営業所(藤沢市宮前)で行われ、鈴木恒夫藤沢市長、千田勝一郎鎌倉市副市長、飯塚周次江ノ電バス社長らがテープカット。鈴木市長は「藤沢市は2050年カーボンニュートラルを目指している。EVバスに乗ったり見たりすることで、環境への意識が高まるのではないか」と期待を込めた。

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