米ハードロックバンドのベーシストが離脱 「一息入れる」引退は否定、スタジオでの作業に集中するため

米ハードロックバンド、スティクスで長年ベーシストを務めてきたリッキー・フィリップス(71)が離脱した。21年間、同バンドのオリジナルベーシストのチャック・パノッツォと同パートを分担してきたリッキーは、自宅近くのスタジオでの作業に集中するため活動を休止することを決心したという。

リッキーは声明でこう語っている。「やぁみんな、この50年間、ベイビーズ、バッド・イングリッシュ、ティナ・ターナーのオープニング(ジョン・パーとの『プライベート・ダンサー』ツアー)、ベリンダ・カーライルの初ソロツアー、ジミー・ペイジとデイヴィッド・カヴァデールとのタホ湖でのリハーサルやカナダのリトル・マウンテンでのレコーディング、ロニー・モントローズとの『10/10』の作曲、ツアー、共同プロデュースなどなど、他にも数々の事をやってきたけれど...ちょっと一息入れることにしたんだ」「20年以上にわたるスティクスの仲間たちとのツアーとレコーディングは終わりを告げた。ツアーから離れるよ。引退するわけじゃない、ちょっと一休みするだけだ。現在、自宅近くのスタジオでプロジェクトを共同プロデュースするオファーを受けている。ライブ・パフォーマンスが僕の血に流れていることは子供の頃から知ってる。だから、今後の仕事についてはいずれまた投稿していくつもりだよ。でも今は、メリッサと一緒に家でコーヒーや食事を共にする....動物たちをそばにおいてね」「もちろん、スティクスとレコーディングやツアーをした冒険的な日々はいつまでも大切にしたい。そして、素晴らしくクレイジーで忠実なスティクスのファンを本当に恋しくなるだろう...彼らの笑顔は自分の家族よりも頻繁に見ていたからね」「皆さんに平和がありますように...そして幸せな旅路を。リッキー」

一方で、同バンドの他のメンバーたちは「20年間リッキー・フィリップスとスティクスで共に過ごすことが出来て嬉しく思っている。彼の次のアドベンチャーでの成功を祈っている。彼はいつまでもスティクス・ファミリーの一員で、ステージやツアーでの彼の存在がなくなるのは寂しい。愛を込めて。スティクス・ファミリー」と話している。

リッキーは、4枚のスティクスのアルバムに参加しており、最新作は2021年の『クラッシュ・オブ・ザ・クラウン』となっている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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