学び舎に別れ 奈良女子大学で卒業式

奈良女子大学で卒業式が行われ、517人が学び舎に別れを告げました。

22日、晴れの日を迎えたのは文学部、理学部、生活環境学部のあわせて517人です。式では、学部ごとに卒業生が一人ずつ名前を呼ばれて起立し、総代が今岡春樹学長から卒業証書などを受け取りました。

2024年の卒業生は、新型コロナの感染拡大によって入学式が中止されたほか、サークルや部活動が制限されるなど、コロナ禍の影響を受けながら学生時代の大半を過ごしました。5年ぶりにすべての学部が揃って行われた卒業式。

今岡学長は、これからの社会を担う卒業生に、素早く更新される知識をフォローするために学び続けることや、信頼できる知識と、そうでない知識の見極めに注意することなどを語りかけ、はなむけの言葉としました。

式のあと、卒業生は友人らと写真を撮るなどして別れを惜しんでいました。

卒業生は―

「(入学したのが)コロナ真っただ中で、入学式も中止になった年だったので、どうなるのかなと思って始まったんですけれど、無事に卒業できてすごくホッとしています。」

「学んだことを活かして、より強い大人になっていきたいなと思っています。」

「歴史と自然に囲まれて、本当に充実した4年間を過ごすことができました。埼玉に戻って働くんですけれども、時々奈良でゆっくり癒されたいなと思っています。」

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