米研ぎの水、何回変えるのがベスト? 企業の説明に「初めて知りました」

※写真はイメージ

「炊飯器でもっとおいしいご飯を炊きたい」と思ったことはありませんか。ご飯を炊く際、3つのコツに気を付けるだけでご飯がおいしく仕上がります。

本記事ではKikkoman(キッコーマン)が運営する『ホームクッキング通信』に掲載されている、『おいしいご飯を炊くコツ』を見ていきましょう。

お米のプロが教える炊飯の3つのコツとは

ホームクッキング通信で、おいしいご飯の炊き方を解説しているのは、米料亭『八代目儀兵衛』の総料理長・橋本晃治さん。

橋本さんによると、家庭の炊飯器でおいしいご飯を炊く際に大切なのは、『研ぎ方』『浸水』『ほぐし』の3つだそうです。

1.研ぎ方

お米を研ぐ時には、汚れを落としながらもでんぷん質のうま味を残す必要があります。研ぎ方のコツは以下の通りです。

この研ぎ方として最適なのが、お米を”握っては離す”を繰り返す方法。そうやってお米全体をまんべんなく研いだら、水を3回替えます。

何度もお米を研ぐイメージがある人も多いと思われますが、研ぐのは1回のみでしっかり水を替えるのがポイントです。

これまで研ぐ・水を替えるの工程を何度も繰り返していた人は、早速こちらの研ぎ方に変えましょう!

2.浸水

お米を十分に浸水させることでお米の芯まで熱を伝え、お米の甘みを引き出せます。浸水時間は1年中通して60分。必ず冷蔵庫に入れておこないましょう。

冷蔵庫の中に入れることで、雑菌の繁殖を防げるといったメリットもあります。これなら夏の暑い時期でも安心です。

3.ほぐし

家で炊いたご飯がおいしくない理由として一番多いのが、炊き上がったご飯をすぐにほぐさないこと。炊き上がってそのままにしておくと、熱気が結露してフタに付き、それがご飯に落ちてしまいます。

「炊飯器で炊いたご飯がべちゃっとする…」と感じていた人は、もしかしたら結露がご飯に落ちているのが原因かもしれません。

ご飯が炊き上がったら、すぐにご飯をほぐしましょう。

ほかにも押さえておきたいポイントは…

橋本さんは、ほかにも炊飯時のポイントをいくつか挙げています。

・炊飯に必要な、米の1.2倍量の水をキッチンスケールで正確に量る。

・硬度が40以下の水を使う。15~20がベストの硬度。

・早炊きモードで炊く。

家庭の炊飯器でご飯を炊く時は、『研ぎ方』『浸水』『ほぐし』の3つを意識してみましょう。今まで以上においしく炊けること請け合いです。


[文・構成/grape編集部]


出典

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