UHA味覚糖のマンゴーグミ 包装デザインを考えたのは沖縄県立芸大の院生 「夢がかなってうれしい」

 産学連携の商品開発に取り組むUHA味覚糖(大阪市)がこのほど、沖縄県立芸術大学と協力した「島のまぼろし沖縄キーツマンゴーグミ」を全国のコンビニなどで発売した。同大大学院2年の喜友名美沙希さん(24)がパッケージデザインを手がけている。

 UHA味覚糖が県産マンゴーを使ったグミの商品開発にあたりパッケージデザインを県立芸大に依頼。デザイン専攻の学生38人から26作品の応募があり喜友名さんの作品が採用された。

 マンゴーのみずみずしいイラストが手書きで描かれ、沖縄らしさを感じさせる海の波をイメージしたブルーの背景で視認性を高めた点が評価された。

 喜友名さんは「デザインを学ぶ人にとって商品化はあこがれで、夢がかなってうれしい。自信につながった」と笑顔。指導する赤嶺雅教授は「学生や学校を評価してもらえたからこそ依頼があったと思う。信頼に応えられるパッケージになったので、多くの人に手に取ってもらいグミを食べてほしい」と喜んだ。(政経部・銘苅一哲)

UHA味覚糖のグミのパッケージをデザインした県立芸術大学大学院の喜友名美沙希さん(右)、指導した赤嶺雅教授=19日、那覇市の沖縄タイムス社

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