今月末で退任する広島県教委の 平川理恵 教育長は、会見で「県の教育を前に進められたのではないか」と話しました。
広島県教委 平川理恵教育長
「私としては少し広島県の教育、あるいは日本の教育を前に進められたのではないか、というふうに自負している」
平川教育長は、初の民間出身として起用された6年間の成果として、不登校対策や広島叡智学園の設立、公立高校の入試制度に「自己表現」を導入したことなどを挙げました。
広島県教委 平川理恵 教育長
「私自身が任期中の評価をするのは難しいと思っている。これは子ども、児童・生徒が答えを出してくれると思っていて、教育は今、成果が出るものではなくて、何十年後かに子どもたちが答えを出してくれると思っている」
一方、京都市のNPO法人との契約をめぐっては、弁護士らによる外部調査で官製談合防止法違反にあたると指摘されました。
後任の教育長には文部科学省の官僚で、文化庁政策課長の 篠田智志 氏が、来月1日付けで就任予定です。