ポートタワーや海洋博物館で神戸らしさ表現 世界パラ陸上、メダル公開 フォトフレームには観客に見立てた真珠飾り

金、銀、銅色のメダル。神戸の街並みが描かれている=神戸市中央区加納町6、神戸市役所

 5月に神戸市で開かれる「神戸2024世界パラ陸上競技選手権」の大会組織委員会は22日、選手に授与するメダルと記念品のフォトフレームを公開した。メダルは、大会ロゴの神戸ポートタワーや神戸海洋博物館を描き、神戸らしさを演出した。

 メダルは金、銀、銅色の3種類で、直径約8センチ、重さ181グラム。巨大な波を描き入れ、神戸から平和と多様性を世界に広げたいとのメッセージを込めた。裏面には点字で「KOBE2024」と記した。

 フォトフレームは円形で、直径9.5センチ。3位以上の選手に渡す。中央の写真掲示部を囲むように大小さまざまの真珠を並べ、大会を見守る多種多様な観客に見立てた。

 増田明美会長は「おしゃれなデザインで、国際都市の神戸が表現されている。選手や関係者から素晴らしかったと言われる大会にしたい」と意気込んだ。

 またこの日は、ボランティアや運営スタッフが着用するユニホームも公開された。(門田晋一)

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