アダルトゲームブランド・アリスソフトが3月22日、公式サイトで生成AIを使用した二次創作作品の販売について、注意喚起を行った。
短時間で大量のコンテンツを生成AIで生成し販売する行為は、同ブランドの著作権ガイドラインにおける、「『当社の不利益になること』に該当する行為であると考えております」と説明。
今後生成AIによる作品を販売プラットフォームで発見した場合には、「権利者として問い合わせを行い、販売停止を申請させていただく可能性があります」と呼びかけている。
独自路線を行くゲームブランド・アリスソフト
アリスソフトは、株式会社チャンピオンソフトによるアダルトゲームブランド。
アダルトゲームでは定番のアドベンチャーゲームだけでなく、シミュレーションゲームやRPGなど、様々なジャンルを取り入れたタイトルを開発してきた。
特定のタイトルを対象に、条件を遵守する限りにおいてインターネット等での配布を許可する独自の施策、「配布フリー宣言」でも知られている。
また、公序良俗に反しない、違法行為は行わないなどの著作権ガイドラインを遵守することを前提に、開発タイトルの配信や二次創作を許可している(個人の利用に限る。法人の場合は問い合わせが必要)。
今回アリスソフトが生成AIによる二次創作作品について公式サイトで言及したのは、この著作権ガイドラインにある「当社の不利益になることは行わないようお願いします」の文言に抵触するためである。