「48万円を一生かけて使うぐらいのつもりで...」 江口のりこが回想、風呂も入らず倹約の下積み時代

俳優の江口のりこさん(43)が2024年3月21日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演し、19歳で上京し、下積みをしていた時代の生活について明かした。

中学卒業後から働きに。19歳で劇団に合格し...

番組では、40歳で大ブレイクした江口さんの下積み時代に話が及んだ。

兵庫県出身の5人兄弟の4番目。小遣いもなく、義務教育が終わる中学卒業後は「自由に働いてお金を自分で稼いで好きなことした方がいい」と働くように。両親からは「やりたくない、行きたくないって言うんだったら行かなくたっていいよ」と判断を任され、長男も同様に中卒だったため、江口さんは「(高校進学しなくても)大丈夫だと思っていた」と話す。

江口さんは、19歳の誕生日に俳優の柄本明さんが座長を務める劇団「東京乾電池」のオーディションに合格した。住み込みで新聞配達を行い、「1年間やって、まとまったお金、奨学金というのがもらえるんですね。当時で60万円か。でも最初の劇団への入所金があって、それを新聞配達の所長さんから前借りしてたんですね」「差し引いて48万円もらって、その48万円でアパートを探して...」と当時の経済状況を振り返る。

一方、「アルバイトしちゃうと急なオーディションとかに行けなくなるじゃないですか。だから、この48万円を一生かけて使うぐらいのつもりで生きていこうと思って、細々と」と倹約生活に励んでいたと明かす。

風呂なしで約4年「ほとんどお風呂に入ってなかった」

「いよいよお金がないとなったら、1日限りのバイト。交通量調査とかあるんですよね。道端でこう...。それは結構やってましたね」と短期アルバイトで食いつないでいたと語る江口さん。

当時住んでいた部屋は「家賃は2万6000円」「風呂もついてなかったですし、トイレ共同」と説明。「お風呂は銭湯に通ってましたけど、400円くらいするんですね。400円あったら温かくて美味しいものが食べられるので」「ほとんどお風呂に入ってなかったですね、そのときの私」と述べる。

4年ほど住み続けたとし、「4年間全くお風呂入らなかったわけではないですけど、何回かは入りましたけど」「お風呂って入らなくたっていいもんだなと思って」と優先度が低かったとも。

しかし27歳ごろから生活が変わり、「今は毎日入ってます」「ありがたいと思って。お風呂の時間は大好きですね」と笑顔を浮かべる。風呂に浸かりながら、食事や読書などをして過ごしていると明かした。

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