145万円購入の客も…トレーディングカードは今や投資対象にもなる人気　世界最大級の売り場オープン=静岡

ホビー商品の買い取りなどを手掛ける駿河屋で3月22日、新たにオープンしたのがトレーディングカード、通称トレカの世界最大級の売り場です。いまや投資対象にもなるというその人気は、とどまるところを知りません。

＜竹川知佳記者＞
「きょうオープンした駿河屋本店の4階です。フロア一帯にずらりとトレーディングカードが並んでいます」

2023年10月に静岡市の中心街にオープンした駿河屋本店。3月22日オープンした4階には、ポケモンの高額カードや遊戯王の人気カードが並びます。その数、一千万点以上。最高値は、約250万円の純金製のカード。需要が高まり価格は上がり続けています。

＜客＞
「選ぶのが結構楽しいので実際こういう風に置いてくれているのはうれしいです」

大阪から来たという男性が注意深く確認して購入したカードの合計は、145万4千円です。

＜大阪から訪れた人＞
Q.今までどのくらい買っている?
「東京のマンションが高い所買えるかなってくらいは。始めは好きで持つんですけど、上がったらうれしい側面があったのでハマっちゃいましたね。よく言われますね、ポケカ投資」

今や投資対象にもなりうるトレカは市場規模も拡大しています。2017年に876億円だった市場価値は、2022年に2000億円を超え、5年間で約3倍に急成長しています。

＜エーツー店舗部宿島拓弥部長＞
「コロナ禍でバブルがあって、いま少し落ち着いた面はあるんですけども、ポケモンカードや遊戯王は世界中でブランドとして知れ渡っていますので、今後も上昇していくと思います」

コレクションだけでなく、ゲームを楽しむ場も提供しようと、対戦ができるスペースも設け、今後は大会も開催したいと意気込みます。

＜エーツー店舗部宿島拓弥部長＞
「静岡の観光地というのも僕らが一つ目指していますので、静岡を盛り上げられたらと思います」

まだまだ人気が続きそうなトレカ。ホビーのまち静岡を盛り上げる起爆剤として期待が高まります。