砂浜でバイクレース 特設コースに140台 日川浜海岸 茨城・神栖

砂浜を疾走するレーサーたち=神栖市日川

モトクロスバイクの速さを競う「2輪ビーチレース大会」(同実行委員会主催)が、茨城県神栖市日川の日川浜海岸で開かれた。波打ち際の砂浜につくられた全長約3.5キロの特設コースで約140台のバイクがエンジン音を響かせ、砂を巻き上げながら疾走した。

大会は2011年に始まり、今年で15回目。実行委によると、海岸の砂浜を会場にしたレースは全国的にも珍しい。レーサーたちは直線でスピード感たっぷりの走行を見せながらも、コーナーでは悪戦苦闘。うまく回れず、倒れるバイクも少なくなかった。

2回目の参加となった埼玉県草加市の会社員、千葉哲也さん(58)は「砂浜のレースはとても貴重で、とても楽しい」と笑顔で答えた。大会実行委員長の浅野政幸さん(67)は「大会を通じてレーサーの技術と、神栖市の知名度が向上してくれたら、とてもうれしい」と話した。

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