「悪口をずっと言い続けているクラスメイト…どう対処すれば?」お姉さまの回答が達観しすぎててスゴい

叶姉妹がパーソナリティを務めるトーク番組、「Spotifyオリジナル 叶姉妹のファビュラスワールド」。
1月23日に配信されたエピソードの中では、 高校生のリスナーから寄せられた《卒業間近でクラス内に亀裂が入ってしまった》というお悩みを紹介し、恭子さんと美香さんが回答した。

叶姉妹 / Via Instagram: @kano_sisters007

お便りの内容は、以下の通り。
《私たちはあと数ヶ月で卒業ですが、少人数のためクラス替えもなく当たり障りのない日々を過ごしておりましたが、今になってクラス内に亀裂が入りつつあります》
《誰かの揚げ足を取ったり、悪口をずっと大声で言うグループができてしまったのです。先生に何度かお話しましたが、「社会に出たらいろんな人がいるから慣れなきゃ」とおっしゃいました》
《耐えきれず、それぞれ家族にたまにこぼしてしまうと、「じゃあ、私たちは何もしてあげられなくて悲しいわ」と心配をかけるだけです》
《私たちは何事もなく卒業したいですし、どんな言われ方をしても「そよ風が吹いているわ」と思うようにしているのですが、どうしてもツラい気持ちが勝ってしまってやりようがなく、どのように発散すればいいのか困っています》

お便りを聞いた恭子さんは、「ずっと悪口を言い続けているほうが大変だ」と感想を述べた。続けて、悪口を言っているグループへ向けて「休憩なさったらいかがですか?」といってみたらどうかと助言した。
「少なくとも、悪口をずっと言い続けているほうが大変なんですよね。体力使いますし。ずっと大声で言い続けているわけでしょう? だから横目で見て、言葉に出さなくても『バカみたい』って言って」
「『何なのかしら?』っていう感じで見てると、『あれ』って(悪口を言っている人たちが)思うかもしれませんよね。反対に鈍かったら、そんな事ごときではわからないのかもしれませんが。『それを言ったところで私たちが何もあるわけでもないので、休憩なさったらいかがですか?』とか(相手に言ってみる)」
悪口を言っているグループは「相手が言い返してこないはずだ」と思っているから悪口を言い続けているのではと見解を語る恭子さん。だからこそ、こちらが態度で示すことによって、少なからず影響があるのではないかと語った。
美香さん「この方は『そよ風が吹いてるわ。何か言ってるわ』っていうふうに思おうと思っているけれども、どうしても……」
恭子さん「できないんでしょう? だから私が今言ったのは、その違うパターンとしては『ずっとそうやって大声で悪口を言い続けてらっしゃるから、かなりお疲れでしょうからちょっと休憩されたらいかがでしょうかね?』っていうふうにお話しをしてさしあげれば(いいのではないか)」
「発散っていうよりも、そういう事を言うことが、自分にとっての……例えば勇気であったりとか、自分から『そよ風が吹いてるみたいだわね』っていうのは、少なくとも自分の中で築き上げる何かでしょう?」
「でも、相手に向かってそういうふうにお話し、というか『私たちは何も感じてませんよ』って。『それよりも、あなたのほうがお疲れでしょうから、ちょっとお休みなさったらいかがかしら』っていうような言葉を発することによって、相手はキレるとは思いますよ」
「『なんだ!』とかって言ってキレるかもしれませんが、それはそれで挑発として、少なくとも暴力事件にならない程度に、ね。向こうは向こうで、ちょっとくらいは、『そんな事言われるなんて』っていうふうに、お家に帰って考えると思うんですよね。そういう事自体が相手から返ってくるはずがないと思ってるから言い続けてる。その内容がどうなのかは知りませんが」

叶姉妹 / Via Instagram: @kano_sisters007

また、相談者が先生に相談したのにも関わらず「社会に出たらいろんな人がいるから慣れなきゃ」と言われ、解決に至らなかったことについては「どんな方であっても、結局のところは人間だから」とフォローを入れた。
美香さん「あと、先生とかは『社会に出たらいろんな人がいるから、慣れなきゃ』っていう、そういうものなのですかね?」
恭子さん「先生は、当てにしちゃいけないんです。先生は、単なる人間だから。私が言ってることは、先生に対しての侮辱じゃなくって、本当のことです。それこそ、どんな方であっても、結局のところは人間だから。何か特別な能力を持っているかなんかではないはずでしょう?」
最後に美香さんはまとめとして恭子さんのとある格言を紹介し、回答を締めくくった。
美香さん「ここでまたお姉さんの格言の一つで、『頼るべきはあなた自身』っていう。誰かに何かを言われたからではなくで、頼るべきはあなた自身っていうことですよね。結局は」
恭子さん「はい。その通りです」

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