アート触れるきっかけに 横浜・南図書館でトリエンナーレ応援企画

現代アートの入門書や文芸書などを揃えた特設コーナー=22日、横浜市立南図書館

 3年に1度開催される現代美術の国際展「横浜トリエンナーレ」に合わせ、横浜市立南図書館(同市南区)では31日まで、「アートに触れる」をテーマに特設コーナーを設置している。国内外の芸術に関連する書籍約120冊が並び、担当者は「トリエンナーレに興味を持つきっかけにしてほしい」と呼びかけている。

 15日から始まった横浜トリエンナーレは横浜美術館(同市西区)などを会場に、世界各国・地域からアーティストが参加する国際展と、地域の文化・芸術拠点による展示の2本柱で構成されている。

 同図書館では、多様性を意識して「現代アートとは何か」や「現代アートの本当の楽しみ方」などの入門書に加え、魯迅(ろじん)の「阿Q正伝」など文芸書も準備。司書の菊池真理さんは「新しいジャンルの読書に挑戦し、トリエンナーレの雰囲気を感じとって」と話した。

 問い合わせは、南図書館電話045(715)7200。

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