「シカと桜」の奈良らしい心なごむ風景が見られる春の「奈良公園」

「シカと桜」の奈良らしい心なごむ風景が見られる春の「奈良公園」

奈良県を代表する観光地、奈良公園では、春になると511haに及ぶ広大な敷地で、約1,700本もの桜が次々と花を咲かせる。

「日本さくら名所100選」にも選定されており、「若草萌ゆる野に遊ぶシカと桜」、「春日大社、興福寺、東大寺など近隣の社寺と桜」など、心なごむ奈良らしい風景を目にすることができる人気のお花見スポットだ。

早咲きのヤマザクラからソメイヨシノ、遅咲きのココノエザクラなど種類が豊富で、長く見頃を楽しめるのも奈良公園のおすすめポイント。

広い奈良公園内で、おすすめの場所は?

公園内に数ある桜のビューポイントのなかでも、おすすめは浮見堂周辺。

鷺池に浮かぶ小さな東屋と池のほとりに咲く桜の取り合わせは、まるで絵巻物の世界のよう!

ボートに乗って、水面へと咲きかかる桜をゆるりと眺めることもできる。

日が暮れて浮見堂がライトアップされるとぐっと幽玄な趣となるので、夜桜見物も楽しみたいところ。

ほかにも、春日野園地や若草山周辺の芝生で持参したお弁当などをのんびりと楽しむ花見客も多く見られる。東大寺勧進所の枝垂れ桜も見事。

豊かな自然、野生のシカ、そして貴重な歴史的文化遺産と、奈良の魅力が詰まった奈良公園で、春の1日をゆっくりと過ごしてみてはいかが。

奈良公園の桜情報

▷例年の見ごろ
3月下旬~5月上旬

▷ライトアップ
浮見堂は通年ライトアップあり

▷イベント
なし

▷鑑賞時間
終日

▷料金
無料

▷桜の本数
約1,700本

▷桜の種類
ナラノヤエザクラ、ナラノココノエザクラ、ヤマザクラ、ソメイヨシノ等

▷駐車場
近隣に有料Pあり

▷アクセス
近鉄奈良駅より、徒歩約5分

▷問合せ先
奈良公園事務所(0742-22-0375)

シカとのふれあい

野生のシカとふれあえるのも奈良公園の大きな魅力。

しかし、残念なことに近頃は人とシカの事故や人の捨てたごみを食べて病気になるシカも増えているそう。

ゴミを捨てたり鹿せんべい以外のものを与えたりするのはNG。小さなお子さまだけでシカに近づくのも危ないので気をつけよう。

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