『不適切にも』でブレイク “純子”河合優実のかわいかったシーンを振り返る「一目ぼれ」「マブい」

金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』第7話より(C)TBS

毎週放送の度に話題となるドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系/毎週金曜22時)。脚本家・宮藤官九郎が描く個性的なキャラクター、散りばめられた小ネタ、巧みな構成に加え、キャスト陣の演技からも目が離せないが、本作で最もブレイクを遂げたのは小川純子役の河合優実といっても過言ではないだろう。第1話で聖子ちゃんカットの純子が登場したときから、「かわいい!」と注目された彼女。そこで本稿では、“純子”河合優実のかわいかったシーンを振り返ってみよう。

■ 「ニャンニャンしたい?」

これまで映画『サマーフィルムにのって』(2021年)や『PLAN 75』(2022年)、『少女は卒業しない』(2022年)など数々の映画に出演しながらも、テレビドラマの出演は『17才の帝国』(2022年、NHK総合)など多くはなかった河合。それだけに『不適切にも』で初めて彼女のことを知った視聴者も多かったようだ。

第1話で1980年代に流行したヘアスタイル“聖子ちゃんカット”で登場した純子。令和からタイムスリップしてきたキヨシ(坂元愛登)は、純子に一目ぼれしてしまうワケだが、この姿を見た視聴者からもキヨシと同じく、「一目ぼれした!」といった声がSNS上に続出。河合も一気に注目されることに。「付き合ってください」と、いきなりキヨシに告白された純子が「ニャンニャンしたい?」と彼の目を見つめて言うシーンは破壊力抜群だった。

■「SAYERS」のトレーナーを…

第3話からは、純子のちょっとかわいらしいシーンを紹介。それは「SAYERS(セイヤーズ)」のトレーナー。第1話で、純子の欲しがっていた「SAILORS(セーラーズ)のトレーナーを買ってきた」と意気揚々と説明する市郎(阿部サダヲ)だったが、それはニセモノの「SAYERS(セイヤーズ)」だった。気づかず買ってきた市郎に「よく見ろジジイ!」と怒る純子。その後トレーナーの話が出てくることはなかったが、第3話で純子が「SAYERS(セイヤーズ)」のトレーナーを着ていたのだ。

市郎に焼きうどんを作ってあげているシーンで、あの見覚えのある「SAYERS(セイヤーズ)」のロゴが。特にセリフで言及されることはなかったが、なんだかんだと怒りながらも、素直な純子のかわいらしい一面がさりげなく表現されていた(ちなみに第8話でも着ていたので意外とお気に入り?)。

■ワンレンボディコンがマブい!

1986年の昭和と、2024年の令和を行ったり来たりする本作だが、ビジュアルの変化が最も多いのが純子だ。高校時代から始まり、大学時代、さらに結婚後の姿まで。第5話では大学生時代が描かれ、大学生モデルをしていた頃の清楚なファッションから、夫となるディスコの黒服・ゆずる(錦戸亮)と出会ってからは、ワンレンボディコンスタイルも披露。高校のスケバン時代の純子からガラリと変わったビジュアルに、ゆずるも表現していたように「マブい!」などの声が視聴者から寄せられていた。

■令和のミディアムボブに大胆イメチェン

第5話で露出度の高いボディコン姿を見せた純子だったが、第7話では昭和から令和にタイムスリップして来た純子が令和スタイルに変貌。ファッションは渚(仲里依紗)の見立てで現代風となり、彼女のトレードマークでもあった聖子ちゃんヘアもばっさりカット。軽やかなミディアムボブとなった。視聴者からは「かわいすぎる」の反響が多数寄せられ、後半の第7話にして大胆なイメチェンを遂げた。

この回では、美容師・ナオキ(岡田将生)と出会った純子が、オードリー・ヘプバーン主演の映画『ローマの休日』さながらに“タイムリミットのある恋”のひとときを過ごしており、キラキラとした笑顔がまぶしかった。ただ同時に第5話で純子には“人生のタイムリミット”があることが判明したため、「かわいい」というだけでなく、常に切なさが流れる回となっていた。

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