イタリア代表がテニス界のスーパースターの訪問を受けた。
EURO2024へ向けた強化試合のためにアメリカのマイアミでトレーニングをするアッズーリの下へ、現在開催中のマイアミ・オープンに出場するためアメリカ入りしていたイタリア人テニスプレーヤーのヤニック・シナーがサプライズで登場した。
シナーは2024年の全豪オープンで優勝し、48年以上ぶりにグランドスラムのタイトルを獲得したイタリア人で、昨年11月のデビスカップ(国別対抗戦)でも同じく48年ぶりに母国を世界一へと導いた選手だ。
幼少期にテニスだけでなく、スキーやサッカーをしていたシナーは、ミランのファンとしても知られていて、ミランの本拠地サン・シーロに訪れた際にミラニスタから熱烈な歓迎を受けている。
トレーニング場には、ルチャーノ・スパッレッティ監督や代表メンバーに加え、元イタリア代表のレジェンドで現在はイタリア代表の団長を務めるジャンルイジ・ブッフォンもいて、シナーと抱擁を交わして話し込んだり、記念撮影を行なって親交を深めた。
この様子をイタリア代表の公式アカウントがSNSにアップすると、「チャンピオン同士の素敵な瞬間」「偉大なヤニック、彼らに勝ち方を教えてあげて!」「私のアイドル」「スカルビーニかと思った(笑)」などファンから多くの反響があった。
ちなみにシナーに似ていると言われるイタリア代表DFのジョルジョ・スカルビーニは、以前のインタビューでシナーについて聞かれた際にこう答えている。
「テニスは良く見ているし、彼のキャリアも知っています。彼は非常に高いレベルにあり、私よりも数歩先にいる。同じアスリートとして多くのインスピレーションを得ています」
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部