観光バス「別府地獄めぐり」の車両デザイン「赤鬼」に 亀の井バスがリニューアル【大分県】

赤鬼をモチーフにしたラッピングバス=別府市鶴見の亀の井バス
リニューアルした定期観光バス

 【別府】別府市鶴見の亀の井バス(川下英次郎社長)は、定期観光バス「別府地獄めぐり」の車両デザインをリニューアルした。モチーフが「青鬼」から「赤鬼」に生まれ変わり、19日から市内を走っている。

 外装は赤色を基調に、熱湯や湯気が吹き上がる地獄をイメージした。車内にも「地獄気分」を味わえる工夫を凝らした。通路を「地獄へと続く道」に見立て、後方の窓ガラスに閻魔(えんま)大王のイラストをラッピング。座席には赤鬼や青鬼のイラストをプリントしたカバーを付けた。

 同社は2018年から、車体に鬼の角が付いた青鬼をモチーフにした車両を運行。新型コロナウイルス禍を乗り越えた別府観光をさらに盛り上げようと一新した。

 19日、同社の別府営業所で出発式があった。川下社長は「リニューアルした定期観光バスで街を盛り上げたい」とあいさつ。第1便に運転手の柿田幸紀さん(36)とバスガイドの久保舞空(まひろ)さん(21)が乗り込み、乗客の待つ北浜バスセンターに向け出発した。

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