1年間の学びねぎらう 「にほん語でかいごを学ぶ研修会」修了式

とちぎテレビ

介護の現場で働く外国人に、仕事で必要な知識と日本語を学んでもらう講座の修了式が3月22日、栃木県庁で行われました。

栃木県が開催している講座「にほん語でかいごを学ぶ研修会」の修了式にはベトナムやミャンマーなど5カ国から21人が参加しました。

県は、人手不足が課題の介護の現場で人材の確保につなげようと、2020年度から外国人を対象に研修会を開いていて、修了式を行うのは2023年度が初めてです。

研修では介護現場の基礎的な日本語を学んだり、介護福祉士の資格の取得を目指したりと、受講者のレベルに応じて4つのコースが設けられています。

修了式でそれぞれのコースの代表者が修了証を受け取ると日本語で堂々と喜びの言葉を述べました。

県によりますと、現在、介護の現場で働いている外国人の数はおよそ850人でその数は年々増えているということです。

式のあとは、年齢や国籍が違う受講者たちがレクリエーションを通して交流していました。

研修を受けた人のうち今年1月にあった介護福祉士の試験に8人が受験したということで、今後、介護の担い手の確保に期待が高まります。

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