杵築市山香町のるるパーク(大分農業文化公園)で、ネモフィラの花が咲き始めた。22日、爽やかな風が吹く中、来園者が鮮やかな青色に見入っていた。
園によると、約5千平方メートルのフラワーガーデンに約70万株を栽培し、現在はダム湖周辺の斜面で咲きそろっている。多くは4月に開花し、中旬から下旬にかけて見頃を迎える。
愛犬と散歩に来ていた中津市諸田の北角くるみさん(20)は「毎年ネモフィラを目当てに訪れる。天気が良いので、花と空と池の三つの青がとてもきれい」と話した。
徳野満園長(62)は「一年草なので毎年心を込めて種から育てている。写真を撮ってSNS(交流サイト)でシェアするなど、さまざまな方法で楽しんでほしい」とPRした。
23日から「ネモフィラブルーフェスタ」を開催(5月12日まで)。23、24の両日はそれぞれ先着100人にネモフィラの苗を贈る。
大分気象台によると、今後1週間は雨や曇りの日が多い。気温は平年に比べてやや高く、暖かい雨となりそう。