ホールインワン賞は大人なゴールド最新ポルシェ 欲しいけど超ムズイ?

難しい…(撮影/谷口愛純)

◇欧州ツアー◇ポルシェ シンガポールクラシック◇ラグーナ・ナショナルゴルフリゾートC(シンガポール)◇7420yd(パー72)

「すごいですよね…スポーツカー、乗ったことないなあ」と星野陸也がポツリ。第2回の開催を迎えた今年から、ポルシェが大会の冠スポンサーについた。コースやクラブハウスの至る所に高級車が展示され、選手の送迎車はもちろんポルシェ。また、17番(パー3)のティイングエリアにはホールインワン賞としてポルシェの最新モデルが置かれている。

輝きを放つホールインワン賞(撮影/谷口愛純)

2023年冬に予約受注を開始したばかりのスポーツセダン『パナメーラ ターボEハイブリッド』は、最初にエースを達成した1人だけに贈られる。ティイングエリアに入ると、選手たちの目はどうしたってそっちに向かってしまう。

ただ、そう簡単にエースは出ない。池越えのパー3は、“第5のメジャー”と称されるPGAツアー「ザ・プレーヤーズ選手権」が行われるTPCソーグラスの名物・17番の浮島グリーンを模したホール。距離は184ydの設定で“本家”よりも45ydほど長い。グリーンの傾斜は強く、予選2日間を通じて2番目に難しいホールとなった。平均スコアは「3.35」。バーディは24個だけで、ホールインワン達成者は出なかった。

ティマークにも高級感が漂う(撮影/谷口愛純)

ちなみに、プロだけでなくギャラリーにもポルシェ獲得のチャンスがある。大会期間中に会場で行われているニアピン賞を争うイベントの上位者は、大会終了後に17番でホールインワンチャレンジに参加できる。

星野は「結構難しいので、奥ピンならいけるかな…。いやでも、本当に完璧なショットじゃないと」と首をひねる。落ち着いたゴールドが映える高級車が誰かの手に渡ることはあるのだろうか。(シンガポール・ラグーナゴルフグリーン/谷口愛純)

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