堂々8強 上島バド大会に57歳差ペア 岩越暖空さん(弓削高2年)章さん 孫よ!じいちゃん! 息ぴったり

祖父の章さん(左)とダブルスを組んだ暖空さん

 愛媛県上島町の弓削島であった第48回町民バドミントン大会(町スポーツ協会バドミントン部会主催)に、57歳差のペアが初出場した。弓削高校2年で男子バドミントン部の岩越暖空さん(17)と祖父の章さん(74)。家族らしい息の合ったプレーを終始見せ、大会を盛り上げた。

 小中学生のころサッカーに励んだ暖空さんは、高校入学に合わせてバドミントンを始めた。章さんは日立造船因島工場(広島県尾道市)での勤務時代に同社バドミントン部の監督を務め、1978年には同種目の広島県チーム監督としてやまびこ国体(長野県)に出場した。

 「じいちゃんとのダブルスで出よう」。幼少期から章さんにかわいがられていた暖空さんは、大会の存在を知ると真っ先に祖父とのペア結成を構想。2人で同じコートに立って楽しい思い出をつくるため、章さんに打診した。

息の合ったプレーを見せる章さん(左)と暖空さん

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